7月16日 代々木公園 |
脱原発運動では、日本でこれまで最大の17万人が参加して「さようなら原発集会」が7月16日、東京・代々木公園で開かれた。猛暑にも関わらず、会場には家族連れや団体、グループ、個人で、北海道から九州、沖縄、そして海外からの参加者が、朝早くから続々と集まった。そして7月20日の首相官邸デモではあのルーピー鳩山が参加するといったギャグのようなサプライズもおこった。
そんな折に東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故で、日本の国会の事故調査委員会は5日、事故原因に関する報告書をまとめ、緊急事態への適切な対応などを欠いた「明らかな人災」との見方を示した。
人災をもたらした責任は、東電や原子力行政当局、日本政府にあると結論付け、対応の遅れは「日本の特質」にもあると指摘。
「日本製」の災害と形容し、上部機関当局に疑問をぶつけることをためらい、プログラムの手順に固守する風土などが災害拡大を招いたと主張した。今や福島の問題が解明解決しないまま、原発再稼働に踏み切る国に対して多くの国民がNOを突きつけている。
このように反原発脱原発運動は、ネットを通じて拡散、拡大化していき、あらゆる反対運動は内外を問わずネットという武器を得て民衆に浸透していく。まさにアラブの春が広がったように、21世紀のネット社会は独裁国家をも揺るがしていく。
その一方でネットはその匿名性により無責任な発言や誹謗中傷に至るまで、ありとあらゆるものが垂れ流されている。匿名という鎧を付けて人は非日常的な発言や傲慢な行動を目論む。私は非人称である匿名の物言いは信用しない。なぜなら匿名という仮面に隠れた相手には名指しで批判されることもなく、言ったことに対する責任も及ばないからである。そのため有害無害を問わず無責任な便所の落書きのような書き込みが多いのもネットの別の一面である。
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