銭洲群礁(赤丸) |
日本の三大漁場として名の知れた銭洲. 豊かな魚影が間違いなく銭を生むと言われた 銭洲は 伊豆半島の先端.石廊崎から真っ直ぐ75kmほど南下した位置にあり。海図のその位置には豆粒ほどの黒い点が見える。これが釣り人憧れの銭洲群礁である。
前日の夜0時30分に土肥港に集合のため、午後9時前に家を出て東名を走り、土肥港に1時間前に着いた。
日程をやりくりし、ようやく釣行にこぎつけたのだが、西から低気圧が進んできており空模様が怪しくなって来て出船が危ぶまれた。7時の天気予報が終わっても船長からのゴーサインが出ないまま8時を過ぎた頃に連絡が入り行くことが決まった。
聞くところによるとピンポイントの天気予報の情報を集め、低気圧の進行速度を計算した上で昼ごろまではやれると踏んでゴーサインが出たのだ.あらためて最近の天気予報システムが優秀であることを再確認した。時化る手前まで釣りをやる算段である。
さて釣り客5人を乗せて冷暖房完備のベットルームでは一般客用ベットが12あり
VIPルームも装備しており、私は一般ルームで仲乗りさんと,他の常連客は3000円高いVIPルームに、支度を済ませて入り、1時に出港となった。
先日広島で潜水艦のベットルームを見たせいか、天井もベットスペースもゆったりして、酒を一杯飲んだら朝までぐっすり寝てしまった。
朝6時に現場に到着すると、鳥羽一郎の「兄弟船」の演歌が流れて船長のアナウンスが聞こえお目覚めとなる。船長は口は悪いが役者顔の男気のある良い男で、銭洲初挑戦の私に2~3のアドバイスしていただいた。
銭洲群礁 |
最初に泳がせ釣りの餌の鯖を釣ったが、餌にしてはサイズが大きいので30分ほどで切り上げた。現場ではうねりがあり時間とともに波が立ってきた。やがて憧れの銭洲の群礁が目の前に現れ、いよいよ釣り開始となった。水深はさほど深くなく、30~50m位の場所を流して行き,船中あちこちで青物のバラシと魚の取り込みで歓声が上がった。私が最初に上げたのは45cmほどの真鯛であった。
上から三の字、真鯛、カンパチ 二ノ字、メジナ |
午後1時に納竿をして、服を着替え眠りに入って約5時間港につく間際には、加山雄三の「海、その愛」が流れ起床となった。
今回はシマアジはお目にかかれなかったが、また機会があれば銭洲に再チャレンジすることで、お世話になった船長に店の看板を彫る約束をして帰路についた。
0 件のコメント:
コメントを投稿