2011年2月13日日曜日

アナログとデジタル



CP+が9日から12日(土)まで横浜・パシフィコ横浜で開催されていて、最終日に少し時間があったので、駆け足で見て来た。
昨年まではフォトイメージングエキスポ(PIE)という名称で行われていたが、新しく(Camera & Photo Imaging Show、シーピープラス)という名称でスタートしたカメラなどの展示会イベントである。



CP+(シーピープラス)は、国内外の写真映像に関わる企業が集まり、カメラ・レンズをはじめフォトプリンター、フォトアクセサリー、望遠鏡、その他写真関連機材など、多岐に渡る写真映像関連商品や最新技術を紹介する場であり、“撮る・見る・つながる”をキーワードに、あらゆるセミナーやイベントを通してより楽しく豊かなフォトライフを提案する、カメラと写真映像の情報発信イベントである。
2回目に当たる今回は“ワールドプレミア ここからはじまるフォトイメージング”とテーマを掲げ、より国際的に、カメラおよび写真映像文化の最先端の情報を発信している。(CP+ HPより)

各メーカーのブースには、写真家がそれぞれの製品の性能を実際の映像を駆使して解説するコーナーもあり、見ごたえがあったが、1時間半ほど展示会場を回って会場を後にした。

私が長年使用しているカメラは、アナログタイプでニコンF3とミノルタのAFタイプの一眼レフだが、現在は画像処理や利便性から、ほとんどニコンのデジタル1眼レフと、コンパクトカメラを使い分けているが、他のメーカーの最新のスペックをカタログで知ると、また新たに触手が動きそうだ。特にカシオが写真革命と謳っているコンパクトカメラのEXILIMの新機種が3月上旬に発売されるのが楽しみだ。

さて世はまさにデジタル時代である。情報技術 Information Technology、略称:ITの進歩で文字や画像といった情報が全て0と1に標準化され、ネットワークで自由に共有されている現代社会では、電車に乗っていても街中にいても携帯で親指を動かしている人の多いことか。
筆者は小さいボード上で親指を動かすのが面倒で、携帯は電話機能だけ使用し、メールはPC以外やらないことにしている。また各社携帯はスマートフォンに移行していくので、この先ますます情報端末としての利用が増えていくだろう。
今、高校生の携帯所持率は7割以上とも言われている。特にメールについては、迅速に一度に多くの人へ伝達ができるため、友人との連絡はすべてメールという学生や、また職場では仕事の指示や報告はすべてメールという形態が日常化しているようだ。


一方、コミュニケーションの基本は人と人が直接対話することであるが、人は文字によるデジタル情報だけでなく、目や耳から入るアナログ情報も不可欠のため、メールといった文字だけのコミュニケーションでは、このアナログ的な情報が入ってこない。自分が伝えたいことを相手に「わかる」ようにすることや相手の伝えたいことを「わかる」ためには、直接相手の顔色を見ながら話をしなければ分からないことがたくさんある。日頃の対面コミュニケーションがあってこそ信頼関係が生まれ、デジタルツールの便利さも後から享受することができるのであろう。機械はデジタルになっても、人間はデジタルにはなりきれない。

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