2008年8月5日火曜日

オラが町


私の住んでいる戸塚が大きく変わろうとしている。駅前の開発事業が着工され、従来の狭苦しい街並みが取り壊されて、平成24年の完成に向かって工事が進んでいるところだ。
戸塚駅の1日の乗降客の数は27万人と、横浜市の中では桜木町を抜いて第2位である。
人口の急激な増加に伴った分区も行われ、戸塚はまだまだ変貌していく。そんな戸塚ではあるが歴史は古い、江戸時代には東海道の宿場町として栄え、多くの旅人がここを通り過ぎて行った。町を流れる柏尾川は桜の名所で、花見の時分には人で賑わう所である。
土地の長老の話では昭和の初期には、屋形船に芸者衆を乗せて土手の桜を愛でた輩もいたという話だ。今は無くなった西友の裏手に女郎屋もあったり、汲沢には競馬場があったりで、ご老体は結構遊んだらしい。
うちの近くに斎場がある。40年前はいわゆる焼き場と称し、こんもりした林の中に煙突が立っていて、住宅もまばらな所に他府県から来たあわて者が、銭湯と間違えて洗面器を持って出かけたそうだ。当時その煙突から出ていた煙は白い時は年寄り、黒い時は若者という具合に住人の目には映っていたようだ。
道路が拡張され、地下鉄が出来てからこの町は非常に便利になった。起伏の多い土地柄、うちの親父も御年88でさすがに足腰は衰え,歩くことはままならないが自転車だけは電動で飛ばしている。一度クルマと衝突して怪我をしたのに、まだ懲りずにスピードを出していると、近所の人から注意されるが本人は無頓着である。警察も自転車のスピード違反を取り締まってもらいたいものだ。末期高齢者もなかなか侮れない。(笑)

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