2009年11月7日土曜日

女の処方箋


 このところ女性が男性をだます結婚詐欺のニュースが目に付くようになった。周辺で次々男性が不審な死を遂げた東京都の無職の女(34)や鳥取県の元ホステス(35)の手口の似たような事件だ。これまで結婚詐欺師といえば男が殆どというイメージがあるが、女の結婚詐欺師はインターネットの普及と共に急増し、ネットの結婚紹介所や出会い系サイトと称する所などを通じて被害が拡大している。いわばこれらのウエブサイトは犯罪の温床地帯でもある。


総額1億円の結婚詐欺容疑で逮捕された34歳の女は、インターネットで自分を「学生」「介護ヘルパー」などと自己紹介。ハンドルネームを使い分け、一度に複数の男性と交際。「学費が未納で卒業できない。卒業したらあなたに尽くします」などと結婚話を持ち掛けたという。金が口座に振り込まれた後は別れ話を切り出した。相手は40代から70代と幅広く、70代の男性は7400万円も渡していたとされている。いずれの男性とも独身で、女性との交際や結婚を真剣に考えていた人ばかり、だった。そして交際した数人が不審死を遂げている。ある弁護士によると女の結婚詐欺師は「街頭の売春婦」と同じであると言っている。


練炭による一酸化炭素中毒、睡眠薬。数々の疑惑点が殺人の線にどう結び付けられるか警察が調べを進めているが、事実とすれば怖い話だ。女の写真が一部新聞や雑誌に出ているのを見たが、今は亡き横綱によく似た顔をしており、だれが見ても食指の動くようなご面相ではない。
30代40代の男女未婚者は世間では年々増えてはいるが、女の30代は我々男から見ると一番脂の乗った女性の旬の年代でもある。知ってか知らずかこの女も自慢の料理による“極上サービス”と男心を手玉に取る「ウソ」で男から金を巻き上げて、用済みの男たちをまるでパソコン上の削除のように消していく。とくに独り者の中年男性はターゲットになりやすい。人当たりがよく、口のうまい女 は要注意!「くわばら、くわばら」
不審死を「自殺」から「殺人」へと見方を改めて捜査を進める警察当局は、少ない物証の中、現在取調室での女との攻防が続いている。

古今東西、女が犯した殺人事件は相手が苦しんで死ぬ所を見ずに殺せる、放火や睡眠薬など古典的な手法が多いところだが、相手の死を見ないで犯す犯罪は罪悪感が希薄になることで、次の犯罪を誘発するようだ。

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