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ジョルジュ ビゴー(釣りの勝負)1887 |
右は日本と中国(清)が互いに釣って捕らえようとしている魚(朝鮮)をロシアも狙っている明治時代のフランス人画家の描いた風刺画。
報道によると今月2日、韓日議員連盟会長代行の金泰煥(キム・テファン)国会議員(与党セヌリ党)は、日本の政治家の誤った歴史認識に抗議する書簡を手渡すため日本を訪問する方針を明らかにした。
韓国人の言う歴史認識は自分たちの都合のいい誇張に満ちた歴史話で、もともと主権国家としての体をなしていなかった朝鮮半島最後の皇帝政権である李朝において、朝鮮の原型が垣間見れる。中国清の属国としての成り立ちから今日に至るまでの歴史を概観してみると、
我が国がかつて日清戦争(1894~95)を起こしたのは、朝鮮半島の内紛絡みで中国との一戦を交えたその結果、清は破れ日本は戦勝国として下関条約により朝鮮半島の独立を成し遂げた。その後の日露戦争(1904~5)も朝鮮内部で親日派と親露派の対立の中で、南下するロシアに日本海側の港を売ったことなどに端を発して、日本の国防上のロシアに対する脅威から日露戦争に至った経緯など、不安定な朝鮮半島の政権絡みの構図が見えてくる。
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日韓併合前後のソウル |
当時のロシアは不凍港を求めて南下政策を繰り返していたが、1853年のクリミア戦争に敗れた後に、アジア方面で南下を始めた。大韓帝国(当時の朝鮮)は親露派が権力を握っていて、日本にとっては非常に大きな脅威であり、朝鮮にとってはロシアの植民地にされる可能性がとても大きかった。そこで1904年に日露戦争で日本はロシアに勝利し、朝鮮を保護国とすることに国際的に認められるようになった。1905年に第二次日韓協約で外交権を奪い事実上の保護国とした。そして、1906年に朝鮮統監府を置き伊藤博文が初代統監になり朝鮮の近代化を推し進めていった。ときの最後の皇帝純宗が日韓併合を我が国に依頼し、そして1910年に日韓併合が行われた。
(参照)日清日露戦争【地政学的に見た朝鮮半島と世界の動向がよくわかる】
そのような歴史の流れから日本の統治の元、日本の資本による朝鮮の近代化が進み政治経済も安定し、国家としての体を成してきた。欧米の収奪するだけの植民地政策とは違い日本の場合、相手国を保護育成する政策の下、今日の韓国の基盤を作ったことも韓国人は忘れてはならず、今日見られるように中国についたり米国についたり腰の定まらない日和見的な国民性は、被害者意識だけ増大させ乞食外交の口実に、慰安婦問題、靖国問題、強制連行などと事あるごとに騒ぎ立てている。
1910年の日韓併合から1945年の終戦までに我が国に来た朝鮮人は、265万5千人でそのうちの200万人は自由渡航の出稼ぎ労働者である。その後帰国した朝鮮人の数も多く、現在我が国には
在日韓国人として約52万人があらゆる日本社会に巣食っている。それも在日特権というものを日本から搾り取り、参政権まで要求する厚顔無恥には、我々日本人として容認できるものではない。
今日「韓国」は政治的軍事的にはアメリカの支配下にあり、経済面では日本資本をつかって資本主義経済を発展させてきた経緯がある。植民地支配への賠償として日本資金が投入され、鉄鋼、造船などの基幹産業が発展し、財閥を中心にした企業グループが形成された。ところが1997年におこったアジア通貨危機で「韓国」経済は破たんし、IMF(国際通貨基金)の管理下で経済の大再編がおこなわれたが、この過程でアメリカを先頭とする海外の資本がいっきに浸透した。そうして作られた財閥企業(サムスンや現代自動車)の半分近くもの株式が外国資本に乗っ取られ、銀行なども凄まじい外国人資本比率となっている。主要銀行はほぼ全て米銀傘下に組み込まれ、首根っこを掴まれている。
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竹島に上陸した李明博 |
08年のリーマンショックと2011年EU危機の折、現実に海外資本は逃げ出し、資金不足に陥った。その時、米国の圧力もあったわけだが、日本が日韓スワップ協定で助けた結果、韓国経済は奇跡のV字回復をしたとされる。確かにGDPは伸びたが、その内訳は76.5%を10大財閥が占める。好調なのは大企業のみで貧富の差が拡大し利益の多くは輸出でもたらされた。韓国にとって円高は3割から5割引きセールを世界市場で展開しているようなもので、「ウォン安円高」は韓国の株価を引き上げ、日本の株価を下げるという流れになった。
韓国政府の一貫した輸出偏重政策は、輸出依存度をどんどん上昇させ、実質GDPに占める割合は52%にまで至った。同じ輸出立国の日本が15・6%だからその異常さがうかがえる。上げ潮に乗った中で、身辺が不穏になってきた先の李明博は、経済大統領のはずが格差拡大や生活難、就職難を招いた無能売国奴扱いで極めて評判が悪い。退任と同時に逮捕は免れないとの噂があり、最後に日本の反動派もたまげた「竹島訪問」をやり「天皇訪韓」発言をおこない日本人の心を逆なでした。
韓国経済は過去20年間日本製品をコピーした家電、自動車などの輸出に支えられ急成長してきたが、おしなべて韓国企業は、わが国などからの生産財や主要部品の輸入に依存している側面が大きく、独自の技術で高付加価値を創造できるところまでは至っていない。08年のリーマンショック後は日本の円高に支えられ、とりわけ民主党政権と白川日銀総裁のなすすべを知らない超円高放置策で潤い続けて来た。
ところが現在アベノミクスが、この韓国経済を直撃したため、輸出産業が一番恐れていたウォン高に至ったのだ。対ウォン相場が30%も円安となって、日本側は家電も自動車も一挙に息を吹き返す流れとなった。韓国内では「30年代の世界恐慌並みの事態が到来」とメディアが報ずるに至っている。今やその輸出自体が円安ウォン高がきき始めかなり落ち込み、日本のデフレ脱却政策に文句たらたらである。
また北朝鮮との関係も険悪で、南北共同の事業も頓挫し、朝鮮半島のゴタゴタはいつの世にも世界を巻き込む戦争という危機をはらんでいるアジアの火種である。
先にあの世に旅立たれた北の将軍様(故・金正日総書記)は次のような言葉を残している。「『人間はその日の米がなくても死なないが、兵器がなければ即死する』。