2013年2月5日火曜日

天に唾を吐くもの

スモッグにまみれた北京市内


報道によると、 中国の有害物質を含んだ濃霧が深刻化しており、中国北部の長春、瀋陽から、南部の珠江デルタまで、東部の済南から、西部の西安まで日本の国土の3倍以上に当たる約130万平方キロを包み込んでいる。被害面積は中国全土のおよそ7分の1であるが人口密集地域であるため、被害人口はおよそ8億人に及 ぶというから大変である。所によっては、肺がんやぜんそくを引き起こす微小粒子物質PM2.5が、世界保健機関(WHO)の基準値の20倍も含まれていた。

汚染地図

同期間中、大気汚染の主要原因となっている車の排ガスなどに含まれる微小粒子状物質「PM2.5」の平均濃度は、354マイクログラム/立方メートル。前日の同期間に比べて、明らかに悪化したという。 北京市気象台の統計によると、29日の時点で、1月のうち濃霧が発生した日は24日間に上り、同期では1954年以来最多を記録した。粗悪石炭使用の工場や家庭からの煤煙、粉塵も加わりその環境は最悪だ。その影響がとなりの韓国にも出ており、日本も偏西風の方向しだいでは影響は免れない、すでに中国に近い九州では計測されており、福岡市では定期的に計測発表することを決めている。国際エネルギー機関 (IEA)の最新の世界自動車需要予測によると、中国国内の自動車保有台数について、現在の6000万台から、2035年には4億台に拡大すると見ているから空恐ろしい。

中国共産党政権はこれまで、GDPの急成長をもって「共産党しか中国を治められない」と言ってきて、保八すなわちGDPの成長率を8%以上維持するという国家目標に向かって邁進してきたが、その性急な発展は深刻な環境汚染という形ではね返ってきた。そしてその深刻な環境汚染を放置してきたツケがいまになって回ってきた。水の汚染に始まって、粉ミルクや地溝油(再生食用油)に代表される粗悪な食品群や空気の最悪の汚染で中国は人間の住むところではなくなった。当局に外出を控えるように規制された市民たちは、「俺たちゃーどうすりゃいいんだい!」と断末魔の叫び声をあげている。
中国人も中国に住みたがらない。空気汚染、水質汚染、食物汚染などで害毒を垂れ流しにしているからである。中国人は諸国に移住してゲットーを作り、諸国の環境や社会道徳を汚染する。

中国の著名な環境保護活動家で、1993年に米ゴールドマン環境賞を受賞した戴晴氏は「中国社会に暴動が起きるとすれば、それは貧富の格差や腐敗によるものではなく、環境によるものだ」と述べている。
中国が安い賃金で世界の製造工場となり、多大の利益を受けて金持ちになったが、毒ミルクや毛髪で醸造した醤油など、有害物質の入った食物や物品を輸出して、今では各国が中国製品を買わないようになった。世界の有名ブランド商品の模造品は殆ど中国製である。インターネットのウイルス攻撃も中国発で、はた迷惑な国でもある。Facebookのサーバーが中国上海にあることも考えると、安易にFacebookに手を出さないほうがいいだろう。

一方で中国人が権力利用や汚職賄賂などで金持ちになるとすぐに家族を国外に移住させ、汚職、横領した金も国外に預金する。中国からの違法入国者が増える、国外逃亡した者、中国関係を利用した密輸入などで各国は迷惑している。我国にもヤクザ絡みで中国人と偽装結婚させる組織が摘発された。日本の水資源を狙って荒廃した森林の買い占めに走ったり、私の関連の中国からの漆の輸入についても関税を危険物(デインジャラスカーゴ)にして大幅に輸出価格をつり上げる目論見もしている。在日の中には善良な中国人も多いが、70万人近い在日中国人の中にはタチの悪いものも結構いるようだ。

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