2012年4月12日木曜日

生き物三様

魚偏に春と書いて鰆(サワラ)が今は旬であるが、思わぬところから現物が届いた。御前崎港春日丸の船長からである。
全長85cmの大物で一本釣りで仕留めたもので、これでも中型で
4年物のオスで立派な白子がぎっしり入っていた。メスはオスよりも大きく体長は1mを超すらしい。寿命はオス6年、メス8年ほどで、人間と同じくメス(失礼)の方が長生きだそうだ。

先月娘が制作したTV番組に出演していただいた春日丸さんからの御好意にに甘えて、早速刺身で頂いたが、味はトロと遜色ない脂ののりで美味かった。、焼いて良しの魚であるが足が速い魚なので、刺身は釣ってから3日以内が食べ時で、日にちが立つと身が柔らかくなる。量が多かったのでご近所や、いつもの居酒屋に配り、食してもらったがいずれも好評だった。私もサワラの刺身は初めてで、焼き魚や加工品しか知らなかったので、今回この魚を再認識した次第である。白子も焼いて見たがこってりコクと脂がのって美味だった。
。鮨ネタとしても最高の部類らしいが、大変身割れしやすいので扱いに技術が必要で ネタとしては歩留まりが悪いので「サワラぬ神に祟り無し」と言われて鮨屋から恐れられているとか・・

魚の旬はいろいろあるが、御前崎と言えば過去に3回ぐらい釣りに行った場所でもあるが、8月にここで釣ったイサキは、ハリス5号で鯛狙いで釣れたもので、旬が終わった産卵後の荒食いで型揃いを70匹ぐらい釣ったが、味は脂の抜けたパサパサの味で旨くなかった。鯛やヒラメの高級魚でも産卵後の魚体は脂が抜け、身が痩せて旨くないので魚の旬は侮れない。

自家製の補助椅子に座るラキー
 飼い主に似て我が家の愛犬ラッキーは、食欲が旺盛で満腹中枢が壊れているのか、ゲップをしても餌のおねだりが多く、かみさんと食事をする際は必ず抱っこをせがみ、食後にもかかわらずおやつを要求してくる。そんなわけでいつもゆっくり食事ができないと、とうとうカミさんがこぼしたので、元はといえば抱っこをするくせをつけたのがいけないのだが、カミさんの手が離れるように犬用の補助椅子を作ってみた。
思ったほかおとなしく座ってくれているので助かっている。過食にならないように気をつけていても、月に1回のシャンプーで預かってくれている業者が体重が増えているといつも注意してくれている。そんなこの犬もはや7才になった。犬の寿命も15~6年なのでちょうど人生?の折り返し点だ。
長生きしてくれよ。

桜も見頃になり、動物園の切符を2枚もらっていたので、花見を兼ねて横浜ズーラシアにでかけた。犬を連れていこうと思ったが、園内犬の同伴は禁止なのでやめて2人だけで行ったが、園内は想像以上に広く世界の地域ごとに仕分けられて、多種多様な動物が見られ、えさやりの実演も行われて子供連れ客には人気のまとだった。園内を一回りするのに我々の足で途中休憩を入れると2時間はかかった。
そんな中、印象に残ったのはチンパンジーが自分の肛門から排泄物を手に取りしみじみと味わいながら食っているシーンが目に飛び込んできて、嫌なものを見てしまった。まさに自家消費だ。人間に近い頭脳動物のチンパンジーと最近見た猿の惑星に出てきたスーパーチンパンジーとが重なり、生命の不思議を感じた。

0 件のコメント: