2015年9月14日月曜日

難民問題

シリア難民

難民という概念は、あらゆるものに普遍的な漂流者(平たく言うと根無し草)という日本語が当てはまる。ネットカフェ難民、帰宅難民、カルチャー難民、そして映画で話題になった東京難民とさまざまである。
今世界では、シリア難民問題でEUがその受け入れを巡って分解寸前となっている。海外ニュースを賑わしている映像では、ハンガリーはセルビアとの国境に有刺鉄線のフェンス、あるいはトルコ沿岸の波打ち際で溺死した少年や、大挙してドイツに向かう難民列車等々報道されているが、しかし彼らの多くは戦禍を逃れた政治難民なのか、あるいは単に荒廃した母国を見捨て『より良い暮らし』を求める経済難民なのかの線引きは難しい。これらを見て人道、人権といったものを優先する感情論が先行することも考え物である。安易に難民を受け入れる文化のある国とそうでない国では、対応の仕方が違ってくる。既にEUはアメリカに難民引き受けを打診していて、アメリカも1万人程度受け入れるようだ。もともと移民で成り立った国だから何ら違和感はないのだろう。
ドイツを目指すシリア難民

日本も遠い国の出来事と言ってられなくなり、少なくとも難民支援のための資金提供は余儀なくされるだろう。こういう国からの難民を、自由・民主・人権・法治を土台とする近代国家が受け入れることはできても、難民が溶け込むことはない。難民はゲットーを作り、治安は悪化し彼らは仕事よりも先に福祉を要求する。難民を無制限に受け入れることによって様々な問題が各国に起きている。日本も在日棄民(注)を抱えこみ戦後を歩んできた歴史がある。パクリ、スパイ、ねつ造体質のこの民族の世界各地で起こす禍根は数が多すぎて枚挙にいとまがない。

(注) 戦後一貫して韓国は不良朝鮮人、犯罪者、ヤクザの帰国や送還を認めてこなかった。いわば国家が見捨てた 難民である。

長い歴史の中で多くの困難を乗り越えて今日の国家は存在する。総じて次世代により良い国家を引き渡すのが国民の義務であるが、残念ながら難民は受け入れ先で多くの問題を引き起こす。解決策は祖国が安定して、故国に帰り元のさやに戻るのが理想であるが、国際情勢からみて非常に困難なことでもある。いかに先進国とはいえ難民受け入れには限度があり、各国ともこの連中に満足を与え続ける余裕はない。各国とも経済的余裕のない“底辺の人々が”が真っ先に難民に対する抵抗勢力となってナショナリズムを煽り立てる。ドイツのネオナチしかりである。しかしそれにしても日本の難民認定はハードルが高く2011年以降、61人のシリア人が申請を行い、難民認定された人が1人もいないというのが批判の的になっている。そのための改善も進めているようだ。日本のガードが堅いのは世界も周知の事実である。よほど在日問題で国が悩ませ続けられたのだろう。

我が国法務省の在留外国人統計(平成26年6月末現在)によると、国籍地域別特別永住者の数は、韓国・朝鮮(36万0004人)中国(1759人)台湾(648人)となっており、圧倒的に韓国人が多い。日本の隣 国には幼少の頃から反日感情を植えつける教育を施された民族が大勢現存しており、戦後60年経ても、在日朝鮮、韓国人の動向を見ていると他山の石とは言えない。大陸有事の際は厄介な隣人たちが日本に押し寄せる局面は想像するに難くない。

(国連)によれば、シリア国内で600万人余りが避難民となり、400万人余りが難民登録をしているという。そのうち半数以上がレバノン、ヨルダン、イラク、エジプトに流れ、トルコにも約190万人が、北アフリカに約2.4万人がいるという。ドイツでは今年、過去最多の80万人が難民申請すると予測されているが、申請者の約4割は「不法移民」だという。出口の見えない難民問題に世界は苦慮している。どうしたものやら、、、、

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