人間に限らず機械あるいは社会制度にも寿命というものがある。寿命はそれぞれが持っている機能が停止するまでの時間と考えてよいが、これらの構造は何らかのメカニズムで老化あるいは劣化が進行し、やがては機能不全を起こす。
イギリスにスコッチウイスキーのオールドパーのラベルのモデルになったトーマスパーという爺さんがいて、153歳まで生きた人物であるが、80歳で結婚し、100歳の時に婦女暴行で捕まり、120歳で4回目の結婚をした人物である。世界ではギネスに認定されていない古い時代の長寿者がまだまだいるようである。逆さ仏という言葉があるが、現代は若くして生活習慣病にかかり、親よりも先に死ぬ人が増えている。交通事故もそうだが、ここ10年来我が国の自殺者が毎年3万人を超えている。寿命を全うせずに自らの命を絶つことは憂うべきことである。
戦後高度成長を果たしてきた我が国も、官僚主導型の社会制度で円滑に経済発展と、政治がおこなわれて来たが、90年代のバブル期あたりから、官僚制度の劣化が始ってきた。ことに昨今の年金制度の不備とていたらくは、目を覆いたくなる。医療制度しかり、道路行政しかり、挙句の果ては官僚自らの天下りと利権の確保に余念がない。彼らの小賢しい保身と、狡猾な行政手腕に税金を食い物にされている国民は不幸としか言いようがない。平成19年度の国の負債総額は849兆円に膨らみ、役人は歳入を増やすことに余念がないが、埋蔵金と囁かれている無駄な歳出削減の抜本的な具体策を示さず、実行もしない。これは官僚主導型の社会制度の老朽化であり、政治の死に近づいている状況である。一度政権交代で民主党に政治をやらせてみるのも国民の選択かもしれない。日本の公共事業の柱はいま問題の道路建設であり、アメリカの公共事業の柱は軍需産業で、突き詰めれば戦争である。いわば道路中毒と戦争中毒の両国が同盟国として存在している現実がある。アメリカの核の傘のもと平和ボケした日本があり、その安保条約も老朽化してきている。機能不全に陥る前に政治家は我が国の防衛を真剣に考える時期が来ている気がする。
アメリカにマークトゥエインという作家の本で、「man is machine」人間は機械である。というエッセイがある。厭世的な内容であるが、人間は機械になれるが、機械は人間になれないというくだりがある。 我が国の最新鋭護衛艦イージスが房総沖で漁船と衝突事故を起こしたことは、記憶に新しい。イージス艦もそうだが、遠洋に出る漁船も自動操舵は装備しているはずだが、報道では触れていない。国の防衛を預かる防衛省の官僚も、日米安保のもと、緊張感のないだらけた組織の中で事故不祥事が多い。人は組織の中で機械のように働くが、人間の作った機械に完全なものはない。機械を妄信するととんでもないことになる。我々の身の回りのパソコンもそうである。必ずバックアップが必要である。機械は人間のように融通が利かない。これは寿命以前の問題である。
イギリスにスコッチウイスキーのオールドパーのラベルのモデルになったトーマスパーという爺さんがいて、153歳まで生きた人物であるが、80歳で結婚し、100歳の時に婦女暴行で捕まり、120歳で4回目の結婚をした人物である。世界ではギネスに認定されていない古い時代の長寿者がまだまだいるようである。逆さ仏という言葉があるが、現代は若くして生活習慣病にかかり、親よりも先に死ぬ人が増えている。交通事故もそうだが、ここ10年来我が国の自殺者が毎年3万人を超えている。寿命を全うせずに自らの命を絶つことは憂うべきことである。
戦後高度成長を果たしてきた我が国も、官僚主導型の社会制度で円滑に経済発展と、政治がおこなわれて来たが、90年代のバブル期あたりから、官僚制度の劣化が始ってきた。ことに昨今の年金制度の不備とていたらくは、目を覆いたくなる。医療制度しかり、道路行政しかり、挙句の果ては官僚自らの天下りと利権の確保に余念がない。彼らの小賢しい保身と、狡猾な行政手腕に税金を食い物にされている国民は不幸としか言いようがない。平成19年度の国の負債総額は849兆円に膨らみ、役人は歳入を増やすことに余念がないが、埋蔵金と囁かれている無駄な歳出削減の抜本的な具体策を示さず、実行もしない。これは官僚主導型の社会制度の老朽化であり、政治の死に近づいている状況である。一度政権交代で民主党に政治をやらせてみるのも国民の選択かもしれない。日本の公共事業の柱はいま問題の道路建設であり、アメリカの公共事業の柱は軍需産業で、突き詰めれば戦争である。いわば道路中毒と戦争中毒の両国が同盟国として存在している現実がある。アメリカの核の傘のもと平和ボケした日本があり、その安保条約も老朽化してきている。機能不全に陥る前に政治家は我が国の防衛を真剣に考える時期が来ている気がする。
アメリカにマークトゥエインという作家の本で、「man is machine」人間は機械である。というエッセイがある。厭世的な内容であるが、人間は機械になれるが、機械は人間になれないというくだりがある。 我が国の最新鋭護衛艦イージスが房総沖で漁船と衝突事故を起こしたことは、記憶に新しい。イージス艦もそうだが、遠洋に出る漁船も自動操舵は装備しているはずだが、報道では触れていない。国の防衛を預かる防衛省の官僚も、日米安保のもと、緊張感のないだらけた組織の中で事故不祥事が多い。人は組織の中で機械のように働くが、人間の作った機械に完全なものはない。機械を妄信するととんでもないことになる。我々の身の回りのパソコンもそうである。必ずバックアップが必要である。機械は人間のように融通が利かない。これは寿命以前の問題である。